シェーグレン症候群の方のインプラントオペ

シェーグレン症候群の方のインプラントオペ

三島駅近くのMI総合歯科クリニック インプラント専門歯科衛生士の岩本那奈です。

シェーグレン症候群という病気をお持ちの方のインプラントのオペがありました。シェーグレン症候群とは唾液が少なくなる病気です。

唾液が少なくなると口の中が乾燥し、入れ歯が痛くて使えなくなるので歯を失った場合はインプラントの方が適していると思います。

この患者様は初診の時から口腔乾燥を気にされていたので、唾液検査をしたところ、やはり唾液量が少なく細菌数が多いことがわかりました。唾液には抗菌作用があるため唾液が減ると歯周病や虫歯になりやすくなります。残っている歯とインプラントを長持ちさせるため、常に舐めていた飴をキシリトールや乳酸菌に変え、フッ素やうがい薬を使って虫歯予防をし、ガムマッサージで外と内側から唾液の分泌を促す処置をするなど、インプラントの前に口の中の環境を整えました。インプラントも歯周病にかかりますが、その周りは他の歯と同じ細菌層が見られることからインプラント治療を成功させるためにはお口の中全体の細菌数を減らし、環境を良くしておくことが重要です。

  • シェーグレン症候群の方のインプラントオペ

今回は右上奥歯3本の埋入手術でした。患者様は非常に緊張しておられたので、抗菌作用のあるティートゥリーとリラックス効果のあるラベンダーのアロマを焚きながら行いました。手術中は口を長く開けていないといけないので乾燥して苦痛にならないように生理食塩水で濡らしたガーゼで保湿するよう心がけました。唾液が少ないと粘膜を保護するムチンという成分が少ないため、器具で粘膜を傷つけないよう先生も私も最新の注意を払いながら行いました。一つ一つの動作に声がけをするよう気を配りましたので、最初は緊張して高めだった血圧も途中からは良い数値になり、リラックスして受けていただけたようです。

上顎の骨は柔らかかったので、オステオプッシャーという指で押し広げていく方法で行いました。これは当院長が得意とする方法で、ドリルの振動が少なく患者様の負担になりにくいのと、柔らかい骨、薄い骨なども最小限の切削量で低侵襲に手術ができます。術後の腫れが少ないのも非常に喜ばれます。来た時は緊張していた患者様も帰りは笑顔で帰って行かれました。

唾液が少なく、自浄作用(食べカスを洗い流す作用)がないため、今後は患者様と相談しながら、清掃性の良い上物を入れていく予定です。

このように、当院では一つのインプラントオペでも患者様の口腔内の環境、全身疾患、性格、今後のメンテナンスのしやすさなどを考慮して細やかな気配りと緻密な計画を立てて行っています。ここまで患者様に寄り添った医療を提供できるのは、豊富な経験と知識があるインプラント専門医とインプラント専門歯科衛生士がそろった当院ならではだと思います。そして当院の理念である「ホスピタリティ」心から患者様に良い治療を提供したいという思いがあるからです。

ご自身にとってより良いインプラント治療を受けたいと思われている方は是非当院にご相談ください。患者様にとって満足し、感動していただけるような治療ができるよう誠意を尽くしていくことをお約束します。